歩き遍路の旅もいよいよ最後になりました。
高野山にある奥の院へ、四国八十八ケ所巡礼の満願報告に参ります!
長かったお遍路も本当にラストとなります。
本当に長かった…(T T)
胸を張って、高野山に向かいます!
1日目:高野山 奥の院へ
朝食
最後の最後はコンビニで買った朝食です!
ラストなのでプロテインをちょっといいやつにしてみました笑
宿を出発〜慈尊院へ
最後なのにまさかの雨。
雨具たちも出番をくれということなのでしょうか。
土砂降りの中、弘法大師の母公のお寺である「慈尊院」に向かって歩いていきます。
途中、真田庵や真田ミュージアムがありました。
雨なので立ち寄らず先を急ぎました…
大きな案内も出ていますね。
しばらく歩くと到着です。
本堂と大師堂です。
いざ!町石道へ…しかし!
参拝を終えて、御朱印もいただいたらいよいよ高野山へ向かいます。
歩きで行く場合、この慈尊院から「町石道」というルートを通っていくことになります。
こちらら町石道の入口です。
いざゆかん!
…と思ったら、なんと!通行不可ですと!
そんなバカな〜😵
お寺の人に聞いてみたところ、今は危ないから行かないほうが良いとのこと。
歩きでいきたいなら途中の矢立から町石道を進むルートをオススメされました。
(矢立からの町石道は通行止め部分がないみたいです)
ここで無理するのもなんか違うので、おとなしく言うことを聞くことにしました(´∀`)
聞き分けがよくなったのもお遍路の効果ですね(笑)
紀伊細川〜矢立〜町石道を経て高野山へ
なんと!お寺の方に九度山駅まで送っていただきました。
ありがたや〜
矢立から行く場合、こちらの「紀伊細川」駅から進むことになります。
九度山駅から約18分で行けます。
駅を出ると矢立の案内があるのでそちらへ歩いていきます。
舗装路が続くので道なりに進んで行きます。
案内に高野山町石道と書いておりますね!
たまに坂道もありつつ、舗装路が続いていきます。
約40分ほどで矢立に到着です!
やきもちが食べられる矢立茶屋さんは閉まってました。残念。
矢立茶屋さんの横の道を進んで行きます。
ここからはやっと町石道を通ることになります。
まずは舗装路の坂道を進んで行きます。
途中から山道へ。
なぜか四国を歩いていた時の懐かしさを感じます(笑)
雨が降っていましたが、比較的歩きやすい道でした。
こちらは袈裟掛石です。
弘法大師が山を登るときに袈裟をかけて休んだといわれている石らしいです。
俗世と聖域との結界の意味もあるとか。
雨のおかげで普通にみずたまりもあります。
にゃんざわシューズはゴアテックスによる防水仕様なので、ある程度強行突破しました(笑)
こちらは押上石。
弘法大師の母公が高野山に登るときに激しい雷雨に見舞われた際、弘法大師はこの大岩を持ち上げて母をかくまったのだとか。
この岩を持ち上げる!?弘法大師やべえ…
霧も出てきて聖域って雰囲気になってきました。
やっと舗装路にでました!
お約束のすぐ山道に戻されるやつです。
高野山でも変わらないのね(笑)
引き続きもりもり進んで行きますよ💪
休憩所があったので少し水分補給を。
雨具装備していると飲み食いせずに歩いてしまいがちです。
次は下りになりました。
滑らないように気をつけて進みます。
舗装路に出ると思いきや、下りの山道が続きます。
しばらくすると平坦な道になりました。
誰もいない最後の山道を堪能しながら進んで行きます。
こちらは鏡石。
表面が鏡のように平らだからそのような名前がついているようです。
引き続き進んでいきます。
不思議と雨も弱まってきました。
これも聖域の力!?
ついに終わりが見えて来ました!
大門へ到着!
山道を終えて顔をあげると、巨大な門が眼前に!
こちらが高野山の大門です。
とにかく大きい!
雨が止んでいたのでポンチョを脱いでいると、いつの間にか霧がかかってました。
これはこれで迫力がすごい…
それでは高野山へ入っていきます!
大門を入るといきなり町のような光景が広がっていました。
奥の院の方向へ向かって進んで行きます。
壇上伽藍
途中、奥の院と並んで二台聖地と呼ばれる壇上伽藍があったので入ってみました。
こちらは金堂です。
大塔の鐘・高野四郎です。
写真じゃわかりにくいですが、超大きい鐘でした。
大塔です。
その名の通りでかい!
この塔が一番印象的でした。
こちらの道を通って、奥の院方面へ。
荷物を置きに宿坊へ
壇上伽藍を過ぎたら奥の院に行く前に宿坊へ荷物を置きに向かいます。
途中、金剛峯寺がありました。
参拝は次の日にしようと思ったので立ち寄らず。
地図を見ながら本日の宿泊場所である宿坊に向かっていきます。
銀行もあったりと、普通の町なんですよね〜
宿坊「本覚院」
予約しておいた宿坊の「本覚院」さんへ着きました!
門をくぐって中に入っていきます。
中に入ると歴史のある建物が。
右の建物が宿坊になります。
最初はどこが宿泊場所かわかりませんでした(笑)
早く着いたのですが、お部屋に案内していただけました。
お部屋は18号「由布」というお部屋です。
お部屋はこちら。なんと、コタツがあります!
高野山はかなり寒かったのでとってもありがたいです(´∀`)
奥の障子の奥にはこのようなスペースが。
寒かったので使いませんでした…
お部屋の入り口の外にはこのような景色が広がっています。
なかなか素敵ですね〜(´∀`)
奥の院へ
お部屋で少し温まったところで、必要な荷物を持って奥の院へ向かいます。
いつの間にか青空が広がっていました!
きっとにゃんざわの満願を祝福しているに違いない!と思いながら歩いてました(笑)
こちらの分岐を左に進みます。
奥の院へ続く「一の橋」の入口です。
橋の前で一礼して進んで行きます。
今までの道と違った雰囲気の道になってきました。
道中にはいろいろなたくさんのお墓があります。
さらに奥に進んで行きます。
周りの木がめちゃくちゃ大きいです。
歴史を感じますね〜
奥の院の手前にある納経所のある建物に辿り着きました。
こちらの御廟橋から先は聖域中の聖域。
弘法大師が今でも御廟の中で瞑想し続けていると言われています。
橋を渡ると写真撮影は禁止です。
姿勢を正し、脱帽・一礼のうえ進んで行きます。
まずは橋の手前から見えていた建物である灯籠堂で参拝をします。
最後のお経を終えたときはなんとも言えぬ気持ちに。
灯籠堂を参拝順路の通り、左回りに回って行くと地下に続く階段が。
こちらから「地下法場」と言われる場所に進むことができます。
まず目に入るのが通路の左右にびっしりとある「身代わり大師」と言われる弘法大師の小さな像。
通路を進んでいくと大きな数珠と五鈷杵(ごこしょ)が。
触れるとご利益があるらしいので触れさせていただきました。
さらに奥に進むと祭壇が。
ここは弘法大師に一番近づける場所となり、その先では今でも弘法大師が禅定されているとのこと。
自然と背筋が伸びてしまいます。
地下法場を出たら元いた場所である灯籠堂の正面に戻って来ます。
最強のご利益アイテムである「御衣切」はすでになく、いただくことはできませんでした。
4月あたりに来てくださいとのこと。
御廟橋へ戻り、一礼。
そして奥の院の納経所へ。
満願かどうかを聞かれたので「はい」と答えると「おめでとうございます」とのお声をいただけました。
奥の院の御朱印をいただき、これで満願となりました!
最後の御朱印をいただいた後、いろいろな思い出が一気に蘇り「ああ、これで全部やり切ったんだなあ」とストンと胸に落ちた瞬間、涙があふれてきました(T T)
本当に最高の旅でした!!
夕食
宿坊の食事を食べたかったんですが、アレルギー対応が難しいとのことだったので素泊まりに。
夕食が食べられる場所を探します。
こちらのマルタカさんでいただきました!
お昼から何も食べてなかったので、モリモリ食べまくりました!
そばめしってひさびさに食べたなあ〜
帰りの道では各所がライトアップされていました。
宿坊に戻りました!
長い1日が終わりました…
2日目
起きたら雪景色
朝起きて窓を開けると…
なんと雪が積もってました!
寒過ぎてチェックアウト時間の10時までお部屋でまったりしてました(´∀`)
荷物を置いて、昨日行ってなかった金剛峯寺へ向かいます。
金剛峯寺へ
金剛峯寺にやってきました。
雪の降る中参拝します。
いきなり真冬になりました。
参拝が終わったら御朱印をいただきに建物の中へ。
拝観料を払うと中を歩くことができます。
写真は撮影可能ですが、一部の場所では禁止されています。
慈尊院の方に勧められた霊宝館にも行ってみました。
仏像や仏画などの貴重な文化遺産を見ることができます。
帰路へ
そろそろこの旅も終わりの時間がやってきました。帰路につきます。
まず高野山駅に行くためバスに乗ります。
高野山駅に着きました。
雪がかなり強くなってきました。
発車まで20分ほど時間があります。
駅の2階には展望室があります。暖房が効いているのでここで待つことに。
時間になったのでケーブルカーへ。
いよいよ発車!
さらば!高野山!
5分ほどで極楽橋に到着。
極楽橋から電車に乗って帰路につきました。
感想
町石道が通行止めになっているなどのトラブルはあったものの、聖地である高野山にて、ついに満願を迎えることができました!
結願のときも感じるものがありましたが、満願は本当に全部が終わったってことを実感したと同時にすごく満たされた気持ちになりました(´∀`)
終わったばかりというのもあり、お遍路をすべて終えて何が変わったと言われるとなんともいえないのですが、以前の自分よりもいろいろなことを受け入れられるようになった気がします。
40数日という旅でしたが、何ヶ月も歩いて来たような感覚です。
これにて、歩き遍路は終了となります。
最後まで本当にありがとうございました!
ご無事に満願され良かったですね、おめでとうございます!
歩ける健康体、時間とお金。なんて幸せなんでしょうか。
お遍路は出会いと感謝の旅・・・・これからの人生に良い影響があるでしょう。
ああ 私も早く再訪したい!
満願おめでとう御座います。
私もいつかお遍路をしたいと思っています。
どうせならば通しで歩いてみたい。
なんなら結願から高野山までも歩いてみたいと考えていますが難しいのでしょうか。
ありがとうございます(^ ^)
歩きお遍路はかけがえのない経験になりました!
結願からということは88番から徒歩で高野山ということですかね!?
考えてもみなかったです・・・
やった人もいるみたいですが、和歌山港から高野山まで歩きで行くには3日ほど必要みたいですね